★母は強し~新米わな猟師編
27日、痕跡の残っていた箱罠に一家が入りました。
全部で5頭です。
↓の写真は28日
前回の見回り時に箱罠の奥まで食い込んでいたので
期待していたとおり無警戒で多数捕獲できました。
捕獲報告が入ったのが夕暮れ時だったので、兎に角ヘッドライトをつけて
電殺していきました。
いっぺんに5頭の処理は初めてで苦労しました。
しかし、飲んだ次の日に良く入るな・・・
27日も朝4時まで館山でがぶ飲み&デッキバンで10時まで爆睡w
二日酔いでウダウダのなか農家のfさんに運搬手伝っていただきました。
ありがとうございました!
止めさしは電気→槍という流れです。
メスの親40-50kぐらいだと思います電気でダメージを入れて朦朧とさせ
槍で頚動脈を一突きして血抜きをします。
うまく一突きで頚動脈を切断。心臓の拍動とともに、大量の出血が見られます。
これはおいしい肉を頂くためには大事な作業です。
もうすっかり暗くなってしまった現場で、私も少しあせっていたのでしょう
母親が完全に止まる前に子に電気を当て始めました。
その泣き声を聞いたとたん、倒れ意識の薄れていたはずの母親が
猛然と立ち上がり電殺の棒に噛み付き離しません。
もちろん噛み付いているので通電しています。そのまま彼女は絶命しました。
↓は電殺の棒、通称びりびり棒。
惨い事をしたな。
せめて、彼女の血液が大量に抜け、死ののまどろみを迎えてから
子達に手を出せばよかったと後悔した反面、
だからこそ母親の強さも感じられたエピソードでした。
すごいよ生き物。